アイルランドの名手、ムルタ騎手が引退...しかし?
2014年3月、またひとりの名騎手が、そのキャリアに幕を降ろしました。
現役中から騎手と調教師の両輪で活動していた、
アイルランドの、『ジョン・ムルタ騎手』 ですが、
調教活動の本格化に伴い、騎手としての活動から退くことを決めたそうです。
ムルタ騎手も、その他の名騎手に負けず劣らず、
数多のG1を勝利している名手です。
代表的な勝ち鞍には、英ダービー、凱旋門賞の、『シンダー』
2000ギニーの、『ロック オブ ジブラルタル』 などがあります。
また、昨年は、『ノヴェリスト』 で、
キングジョージ6世 & クイーンエリザベスステークスを制しており、
今年で引退といえど、
まだまだ第一線で活躍できる力を持っている騎手です。
それだけに、ファンとしては惜しい気持ちも、やはりあります。
日本にも短期免許で来日していたり、
2011年には、『ワールドスーパージョッキーズシリーズ』 で、
総合優勝を果たしていたりするので、
意外と彼の名前を知っている人は、多いのではないでしょうか。
日本人にも馴染みのある騎手が、
ターフを去ってしまうのは寂しいものですね。
が、しかし、この話には続きがあります。
実は今年の1月、彼の娘である、『キャロライン・ムル』
が、騎手デビューを果たしていたのです。
2014年4月時点で、まだ勝利はなく、最高着順は2着のようですが、
まだまだ彼女のキャリアはこれからです。
ムルタ騎手の血を継ぐ、”良血” の娘が、どこまで活躍できるのか。
今のうちに要注目です!